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G-Pは、業界をリードするGlobal Employment Platform™(グローバル雇用プラットフォーム)を使用して、数か月ではなく数日で高度なスキルを持つグローバルチームを創り上げることで、企業がその潜在能力を最大限に発揮できるよう支援します。しかし、至る所に存在する労働力をうまく連携させるにはどうすればよいのでしょうか?ここでは、私たちが皆で分かち合えるグローバルな成長と成功に向けたチャンスと課題について説明します。
G-P。Global Made Possible
欧州北部の国エストニアに存在するユニコーン企業の数は、1社でも2社でもなく、何と5社です。最近、Vista Equity PartnersがPipedriveに投じた大規模投資のおかげで、この営業向け顧客管理企業の評価額は10億ドルを超え、同社はエストニアで創設されたSkype、Taxify、TransferWise、そしてPlaytechといった名だたる企業の仲間入りを果たしました。これによって、エストニアは世界の小規模国家の人口あたりユニコーン企業数で最多を誇るまでになりました。
企業が、一般的に人気のテクノロジー系ハブ都市以外の場所で大成功を収めていることを意外に感じる人は、世の中の動向に十分な注意を払っていないと言えるでしょう。イノベーションと成長が超高速スピードで達成されているのは、何もシリコンバレーだけに限った話ではありません。
現に、過去1年間のグローバルな混乱により、多くの人が意外に感じる場所が新たな勤務場所として注目を浴び始めています。これはまさに、世界中のあらゆる場所を意味します。
コロナ禍によって、世界的な規模のリモートワーク実験が引き起こされ、その影響は今後も続くことが予想されています。グローバルな採用、業務契約、およびリテンションの最前線で働く人間からすると、この実験結果がポジティブなものであり、そのメリットも本物であることを嬉しく思います。
コロナ禍以前、企業はロケーション次第で人材が生まれ、毎日オフィスに出勤しなければ最高のパフォーマンスを発揮できないという認識を盲目的に受け入れていました。しかし、現在、そしてこれからの世界では、仕事のやり方、仕事をやる場所、仕事をやる人物といった、仕事の性質をめぐってパラダイムシフトが起き、空前の規模で発生した最も突発的かつ重大な社会的変化の1つによって、グローバルなリモートチームの時代が幕開けとなりました。物事が、かつてのような状態に戻ることはないでしょう。
グローバルなリモートワークの出現:企業と従業員にとってのWin-Win
ギャラップのグローバルワークプレイスの実態レポートによると、従業員の85パーセントは仕事にエンゲージメントを感じていないことが分かっています。しかし、繰り返し行われた調査結果からは、仕事に対してエンゲージメントと満足を感じている従業員は、ほとんどまたは必ずリモートワークをしている可能性が高いということが分かりました。
また、ギャラップは、働いている時間の最低でも60~80パーセントをリモート勤務にした場合、エンゲージメントが高まる可能性が高いと報告しています。
Owl Labsの2019年リモートワークの現状レポートでは、リモート従業員が勤務先に留まる期間は長く、オフィス勤務の従業員と比べて仕事に対する満足度が22パーセント高まると報告されています。
さらに、最近実施されたCNBC Survey Monkey労働力調査では、リモート従業員が仕事に満足していると述べる可能性が高く、キャリアを前進させる機会にも恵まれており、自分たちの貢献が評価されていると回答したことが報告されています。
また、ギャラップは、働いている時間の最低でも60~80パーセントをリモート勤務にした場合、エンゲージメントが高まる可能性が高いと報告しています。クリックしてツイートコロナ禍以前の時点で、企業の85パーセントはリモートまたは柔軟な就労方針によって生産性を向上させることができたと報告していました。しかし、一部の企業は、今回のリモートワークへの移行が突然起きたため、総合的なアウトプットが急激に落ち込むのではないかと懸念していましたが、結果的には違う意味で大きなショックを受けることになりました。
シスコのような大手企業は、リモートワーク環境への移行によって効率性と生産性が予期しない形で上昇したと報告しています(コロナ禍の話です)。ボストンコンサルティンググループとコーエイリサーチ&コンサルティング(KRC)は、Microsoftが委託した調査において、リモートワークへの移行後、重役の82パーセントが生産性の維持または増大を報告したことを明らかにしました。
生産性と業務契約を超えるメリットを生む
現代の最高経営責任者(CEO)は、こうした話が自社オフィスビルの80キロ(50マイル)圏内に住む既存の労働力の生産性に限った話ではないことに気づいています。つまり、最初から重要なポストの欠員を埋めなくてはならないということです。多くの場合、こうした最高の人材は通勤可能な距離に住んでいる必要がありません。
一部の企業は移民政策を頼りに人材を転勤させていますが、この方法はますます多くの制約を受けるようになっています。そうこうしているうちに、スキルギャップは広がる一方です。2019年、米国には91万8,000件のITの未充足求人がありました。一部の予想では、2028年までの間に、エンジニアリングと製造業において続く人材不足によって、経済生産の面で4,540億ドル分の損失につながると言われています。
このため、今後の企業は自社のオフィスを構えた都市以外に目を転じ始めるだけでなく、米国系企業の場合はさらに遠くに注目して、グローバルな人材プールを開拓することが理にかなっているだけでなく、会社存続の鍵を握ることになるかもしれません。
人材を見つけることのメリットは、英語に堪能な世界トップレベルのマルチリンガルな人材の一部が低コストな管轄区域を拠点としている事実によってさらに拍車がかかります。ポーランドでデータアナリスト、またメキシコでソフトウェアエンジニアをそれぞれ見つけた場合、かなりの確率で事業にポジティブな影響が及ぶでしょう。これは、単にその人材を見つけたということにとどまらず、すべての欠員をサンフランシスコ在住者で埋めた場合よりもはるかに安価に済むことが理由です。
リモートワークには、どのように社会の形態を変える力があるか
従業員が希望する場所で働ける自由を提供する以外にも、グローバルなリモートチームの活用は社会レベルでの転換をもたらします。つまり、純利益という意味での事業へのインパクトに加えて、以下のような幅広い文化的、財務的、および社会的改善につながるのです。
- 生活費の低さと生活の質の高さ:ボストンの家賃相場は一部のエリアで7%下落した一方、サンフランシスコの家賃相場は最大で31%減少しました。多くの都市生活者が郊外へと引っ越すことで、都市の混雑度が減ります。
- 家族の絆の強まり:毎日片道2時間の通勤時間が省けることで、家族と過ごす時間が増えます。これは社会にとって素晴らしい結果です。
- 気候への影響:通勤者の数が減れば、二酸化炭素の排出量も減ります。2020年3月、ロサンゼルス市民は遠くからでも海が望めたことにショックを隠し切れませんでした。同地域の大気質の問題の多くは輸送活動によるため、突如移動が停止されたことで瞬く間に影響が出たのです。
- 都市と郊外の断絶を修復する:人々が新しいエリアに引っ越し、地元住民とつながることで、互いに知り合い、理解し合い、異なる視点に対する共感力を育むことができます。多くの場合、都市部のテクノロジー系労働者は、郊外のテクノロジー系労働者と比べてまったく異なる視点を持っているのが常でした。都市部と郊外の断絶が融和され、互いの視点を理解し合えるようになることで、政治家はこれまでのような都市と郊外の境界線に沿った分割統治ではなく、すべての人のための政策を掲げざるを得なくなります。
- 機会の民主化:テクノロジーのハブ都市郊外に所在する高成長企業から、発展途上国の有能な個人に至るまで、リモートワークは成長を阻む障壁を一掃します。企業は最高の人材に、候補者は素晴らしい仕事にアクセスできるため、世界中の地域経済の活性化につながります。
人材が存在する場所に行く
現在は、グローバルコミュニティ全体が岐路に差し掛かっています。私たちはイノベーションの勢いを保ち、これまでに学んだ、仕事と私生活をより良く両立させる術を発揮することができます。こうした不可避的な流れを無視する経営陣は、流れに乗って優位性を追求する企業から取り残されていく可能性が高いでしょう。
リモートワークを認めるだけでなく存分に活用して、自社の人材獲得戦略の中心に据えた企業は、トップに立つことができます。自社のチームをエストニア、南アフリカ、ベトナム、コロンビアなどで構築することで、競合力が手に入ります。今こそ、どこでも誰でも、あらゆる人材を採用しましょう。
雇用代行業者はどのように役立つことができるか
Globalization Partnersは、企業があらゆる人材を、あらゆる場所で、迅速かつ容易に雇用することができるようにします。当社の世界中の人事エキスパートのサポートの下、AI駆動型かつ自動化された、完全に法令順守した雇用代行業者プラットフォームをご利用ください。お客様は採用したい候補者を選び、当社は給与支払い管理、福利厚生、税務、および法令順守を引き受けます。常に顧客満足度評価で97%を達成する、業界屈指のリーダーと共にグローバルチームをわずか数日で拡大しましょう。Globalization Partnersが、素早く成功を実現するようサポートさせていただきます。
Nicole SahinはGlobalization Partners CEO兼創設者です。Globalization Partnersは企業が世界中で優れた人材を採用できるようにします。企業は他国で採用する際の法務、人事、および税務の複雑性を避けながら、グローバルチームのあらゆるメリットを享受できます。Sahinが掲げるビジョンとリーダーシップによって、Globalization Partnersはファイナンシャル・タイムズ紙の「2020年最も急成長中の米国企業」の1つに選ばれました。また、Globalization Partnersはリサーチ調査会社NelsonHallによっても雇用代行業者業界のリーダーに選ばれています。最近、SahinはInc. Magazineの「女性経営者トップ100名」の1人にも選出されています。