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G-Pは、業界をリードするGlobal Growth Platform™(グローバル成長プラットフォーム)を使用して、数か月ではなく数日で高度なスキルを持つグローバルチームを創り上げることで、企業がその潜在能力を最大限に発揮できるよう支援します。しかし、至る所に存在する労働力をうまく連携させるにはどうすればよいのでしょうか?ここでは、私たちが皆で分かち合えるグローバルな成長と成功に向けたチャンスと課題について説明します。
G-P。Global Made Possible
一度でも運転免許センターに行ったことがあれば、次の文面が書かれた漫画を見たことがあるのではないでしょうか。「早い、安い、良い。2つ選びましょう。」会社を立ち上げる際の社会通念は似通っています。急成長、顧客の幸福、従業員の幸福は相容れるものではないと言われるかもしれません。
それは間違いです。創設者で最高経営責任者(CEO)でもある私がよく受ける質問の1つがこれです。新興企業が顧客を喜ばせ、優れた職場文化を構築し、卓越した成長指標を示すことは可能でしょうか?答えは「はい」です。もちろん可能です。
その理由は、Globalization Partnersが既にそれを実証したからです。当社の使命には、そのノウハウを顧客に伝えることが含まれます。この会社を設立したとき、私の目標は、グローバル拡大に伴う形式的な事務手続きを排除し、誰もがどこでも従業員を雇用できるように高成長のビジネスを築くことでした。それと同時に、顧客、ビジネスパートナー、従業員など、人々から愛される会社を作りたかったのです。それから数年後、嬉しいことにロケットシップ成長を遂げました。顧客の96%が、当社の業務に「非常に満足」または「満足」していると答えました。しかし、私が最も誇りに思うのは、当社の企業文化に対して定期的に賞を受賞できることです。妥協点を見出す必要はありませんでした。皆さんも同様です。
バランスを保つ秘訣は、私が「トリプルボトムライン」と呼んでいるもので、顧客、従業員、株主の幸福を優先することです。
トリプルボトムラインは成長への明白な方程式のように聞こえますが、非現実的な感じもします。「あらゆる犠牲を払って成長する」という、現代の典型的な教義を信奉する人には、受け入れがたいものです。しかし現実は、成長だけに注力する企業は、社員への見返りが少なく、顧客対応が不十分で、成長が長続きしません。
自社を立ち上げたときに、トリプルボトムラインが実現可能かどうか、私には自信がありませんでした。しかし、それ以外のビジネスを望んでいなかったのも事実です。今ではトリプルボトムラインが成長への卓抜した戦略であることを、Globalization Partnersが証明しています。
当社がそれを成し遂げた秘訣をいくつかご紹介します。
従業員の幸福 - 優れた企業文化を構築・維持する
1. 最高の人材に投資する。 最高の人材だけを雇用、訓練、保持します。優れた人材は執拗に追い求めますが、特に当社に情熱を抱いている人も見逃さないように目を配っています。
2. 入社プロセスを慎重に行う。 入社1日目に、Globalization Partnersでの成功のトリプルボトムラインを明示し、チームとしての成功の内容をチーム全員に理解してもらいます。
3. 組織の成長は個人の成長から始まる。 また、個人としての成功の内容にも注意を向けます。効率のよい職場環境を維持するには、成果を表彰するだけでなく、従業員に建設的なフィードバックを与えなければなりません。四半期に一度、マネージャーは各従業員に対面でフィードバックを与え、うまくやっている点を3つ、今後取り組むべき点を3つ取り上げます。このように建設的なフィードバックを与えられるなら、ほとんどの従業員がフィードバックを求めるようになります。誰でも自身の成長を望み、サポートを必要としているからです。その点を念頭に置いて、当社では従業員の研修に多大の投資を行っています。従業員は、そこから充実したキャリアを積むことができます。コーチングを通じて従業員がキャリア街道を歩めるように支援することは、チームを結成し、団結心を養う強力な方法となります。
4. 積極性を優先する。 幹部チームと私には、言い争いを避ける義務があります。積極的な態度で仕事をこなし、批評や反論は全て建設的でなければなりません。それによって良好な協力関係が生まれます。企業文化はトップから始まります。トップレベルで前向きな企業文化が行き渡るようにすることで、他のチームメンバーも好意を感じるようになり、前向きな感謝の文化を築くのに役立ちます。従業員は毎日懸命に働いています。何もないところから始めて、急ペースの高成長企業を構築するのは至難の業です。私たちはお互いの業績を表彰し、オフィスでハイタッチをし、誰かが期待を上回る仕事をしたときには皆がそれに気づきます。
5. 全員を表彰する。当社には、互いに認め合い、各従業員の生活で起きていることにも気を配る文化があります。子供の誕生祝いや引っ越しなど何でも、社内のニュースフィードに動画や写真を投稿することがよくあります。リモートであっても、各従業員のことを気にかけることが極めて重要です。
6. 人間らしくある。 「会社生活もまんざらではない」というのが私の口癖ですが、それはホンネです。なぜなら、グローバル雇用代行業者として、人が当社の仕事だからです。そこで、何をするか、どのようにするか、お互いと自分たちのグローバルチームをどのように扱うかになると、敬意、尊厳、親切さが当社の核心になっていることが分かります。
7. 雇用主としてのブランドを育てる。 Globalization Partnersでは、優れた企業文化を基盤に築かれ、その文化が認められています。Inc. Magazineの「米国で最も働きたい企業」の一社に選ばれ、Entrepreneur Magazineのトップ企業文化賞を受賞しました。また、2018年度150米国企業文化2018で150社中の35位にランクされました。また、従業員からも極めて高いGlassdoorレビューを得ています。5つ星評価で4.4です。従業員の87%がCEOを支持しています。そして91%が当社の「事業展望は明るい」と述べています。
株主の幸福
通常、株主にとって幸福とは、信頼性、収益性、信用に帰結します。株主がスマートな成長を目の当たりにし、経営陣が下した決定に同意するなら、経営陣は自ら述べた目標を達成し、株主も満足します。
1. 誠実さを第一にする。 多くの場合、投資とは信じて思い切ることに他なりません。誠実さと透明性をもって、スケーラブルで収益性の高い効率的なビジネスを構築していることを株主に示すことができれば、株主は夜も安心して眠れます。
2. 自分が述べた目標を達成し、当たり前のように配給する。 株主は経営者の意図よりも、信頼に応えて達成した結果を基に、経営者の業績を評価します。言い換えれば、これから実行する内容を公言してから、実行に移します。当社の幹部チームは、現実的な目標、ビジネス条件、スケジュールに見合った目標を設定し、予算を要求します。株主は当然ながら、経営幹部が計画どおりに目標を達成することを期待しています。これに関して幹部チームには、「豚に口紅をつけるな(うわべだけ飾るな)」というの社内ポリシーがあります。目標に達しなかった場合は、当事者意識を持って直ちに、問題を解決するための計画を株主に正確に知らせます。
3. 株主はアイデアだけでなく人に投資する。 投資家は、同席者の中に最高の人材がいることを望んでおり、多くの場合、チームの質を基に決定を下します。そのため、私はチームの一員を選ぶ際に、高い基準を掲げています。十分な報酬を喜んで支給しますが、見返りにベストを期待します。普通は株主も同じように考えます。それで、当社のビジネスに情熱を持つ人を雇い、その情熱の火に油を注ぐようにしています。これはもう一つのウイン・ウイン・ウインです。最高の人材だけを雇用、訓練、保持しますが、その代わり、最高の雇用体験を創出したいと思っています。経営者が人への投資を厭わないのであれば、株主は、喜んで経営者に投資するでしょう。
顧客の幸福を保つ
顧客の幸福を保つことは、チームの幸福を保つことと相関関係にあります。当社と同様、従業員に情熱と仕事に対する意欲があるのなら、自分たちの顧客の幸福を保ちたいと思うはずです。これをできる限り簡単に行えるよう、手段と融通性を与えてください。
顧客の幸福を保つには時間がかかるのが普通です。それで高成長企業を経営して、顧客を幸福にできるというのは、直感に反するように思えます。それでは、どのようにバランスを保てばよいのでしょうか?
顧客の幸福を保つために当社が行っている内容をいくつかご紹介します。
1. チームの研修に投資する。 当社のチームメンバーは、複数の司法管轄区における人材の雇用・保持に伴う課題を切り抜けるエキスパートに育てます。チームの研修にはかなりの投資を行っています。入社の最初の週に行われるGPユニバーシティから始まり、その後も続きます。
2. ソフトウェアに投資する。当社のチームメンバーには研修が行き届いていますが、顧客は必ずしも受話器を取るとは限らず、いつでも誰とでも話ができるわけではありません。顧客は、ボタンをクリックするか、オンラインでアクセスするだけで、質問の回答を簡単に入手できればよいと考えています。当社ではソフトウェアに投資して研修を行い、顧客のごく一般的な問題に回答できるよう、スケーラブルなチームを形成しています。
3. すぐに対処する。 何か問題が発生した場合は、その問題を修正し、チームに責任と能力を与えます。
4. 企業目標に向けてチーム全体に動機づけを与える。GPでは、ある部門を別の部門に合わせて調整することはありません。あるP&Lが別のP&Lに異議を唱えることもありません。全員が一つであることを知っています。したがって、ソフトウェアのリリースを1週間で行う場合、顧客サービスチームはITのせいにするのではなく、顧客を満足させるために自分たちの「舞台裏」の手作業が増えることを理解します。同様に、営業が圧勝した場合は、チーム全体が祝福します。成長に向けて全員で取り組んでいるからです。
5. 良好な関係は良好な販売プロセスから始まる。 当社の営業チームは、自分たちが提供できる製品を正確に販売するように研修を受けています。顧客がアプローチしてきた際は、相手の期待値を正しく設定したいと望んでいるので、過大な約束はせず、むしろ過少気味の約束をする傾向にあります。営業チームは仕事の分限を守り、運用チームに委ねます。配達する必要のない製品を販売するのは簡単なので、彼らにとっては大きな功績ですが、その誘惑を避けるためにチームに研修を与えることが顧客の幸福にとって重要です。当社は奇跡に近い成果も達成できますが、何でも達成できるわけではありません!
当社のこれまでの道のりは、皆さんがトリプルボトムラインを正常に機能させることができるという証拠です。顧客の幸福、株主の幸福、従業員の福祉のどれかを選ぶ必要はありません。他人を丁重に扱えば、必ず長期的な成功という形で企業は報われます。自社が新興企業でなくても、始めるのに遅すぎることはありません。