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G-Pは、業界をリードするGlobal Employment Platform™(グローバル雇用プラットフォーム)を使用して、数か月ではなく数日で高度なスキルを持つグローバルチームを創り上げることで、企業がその潜在能力を最大限に発揮できるよう支援します。しかし、至る所に存在する労働力をうまく連携させるにはどうすればよいのでしょうか?ここでは、私たちが皆で分かち合えるグローバルな成長と成功に向けたチャンスと課題について説明します。
G-P。Global Made Possible
生産性の高いグローバルチームを構築する際、最初に行うべきことはグローバル人材の雇用です。しかし、効果的な戦略が無ければ、雇用した人材を育成し定着させることはできません。優秀なグローバル人材を獲得するための競争が激化している今日、企業は各拠点のリソース不足という問題を回避するため、グローバル人材の確保と定着に注力しています。
給与、福利厚生は求職者にとって常に重要な条件であり、往々にして複数の候補から最終的な就業先を選択する際の判断材料の1つとなっています。しかし、今日、求職者が求めている条件は競争力のある給与だけではありません。キャリアパスの機会や従業員育成プログラムなども重要な条件です。グローバル人材雇用に関するトレンドは、労働者が個人の時間や精神面の健康、ワークライフバランスを重要視していることを示しています。
企業がこうした従業員の求める条件を提供するためには、まず従業員のニーズが何であるかを明確に理解する必要があります。そして、人事担当者にはグローバルなリモートチームの長期間のエンゲージメントと定着率を維持し、従業員満足度を向上させるため、従業員個々が望む条件に対応する能力が求められます。
優秀なグローバル人材の定着に当たって考慮すべき6つの戦略を紹介します。
1. 働き方の見直し
調査・コンサルティング企業のWorkplace Intelligenceと、シェアオフィスやコワーキングオフィスを提供するWeWorkが合同で実施した調査では、柔軟な働き方を求める声が多いことが示されました。実際のところ、働き方に柔軟性を欠いた職場は従業員退職の主要な原因の一つとなっています。従業員は従来の9~17時という勤務時間以外の選択肢を求めています。ハイブリットワークやリモートワークを採用している企業は、柔軟な勤務スケジュールを提供できるため従業員にとって魅力的な選択肢となります。つまり、働き方に柔軟性を持たせることで、従業員の満足度とエンゲージメントを高めることができます。
適切な実践方法:
- 非同期コミュニケーションの活用、オンライン会議への参加、スケジュール調整などに関するガイドラインを作り、ハイブリッドワークやリモートワークに関する取り決めを明確にしたワークポリシーを作成しましょう。
- 作成したポリシーをすべての関係者に伝え、パフォーマンスや生産性に関する進め方や期待、目標を共有しましょう。
- 従業員のパフォーマンスやフィードバックを反映させるため定期的にポリシーを見直しましょう。
2. フィードバックの活用
アンケート調査は従業員の考えやニーズを把握する上で効果的なツールです。これは、企業が従業員の期待に応えているかを判断するための重要な指標となります。ですが、この情報は行動が伴わなければ意味がありません。従業員のフィードバックを集めたら、変更や調整を行うことが重要です。
米国の調査企業であるQualtricsは、フィードバックを収集し反映することは従業員と雇用主の間の良好な関係を構築すると同時に、従業員のエンゲージメントと幸福度を向上させる上での重要なプロセス、としています。
適切な実践方法:
- 独創的かつ従業員の興味を引くアンケートを作成しましょう。投票、ゲーム、ビジュアルなどを活用することで、アンケートを従業員にとってポジティブな体験にすることができます。
- 良いアイデアを取り上げて実践してみましょう。そうすることで企業が従業員の声に耳を傾けていることを示すことができます。こうしたアイデアは段階的に導入し、従業員が変化に適応する時間を確保しましょう。
- 従業員のパフォーマンスやエンゲージメントを測ることで、アイデアがもたらした変化を測定できます。
3. ワークライフバランスを重視
ワークライフバランスが上手くとれていない従業員は転職を検討する可能性が高いため、従業員の健康に関する取り組みは重要です。
今日、リモートワークの普及に伴って仕事と家庭の境界線が曖昧になり始めています。雇用主はこの新しい職場環境下で従業員の幸福度を優先する企業風土を構築する必要があります。従業員が自身の業務を自由にコントロールでき、柔軟にスケジュールを立てる権限を与えましょう。適切な仕事量と精神面のサポートも重要です。
適切な実践方法:
- ストレスをコントロールする技術を共有し、適度な休憩を推奨することで健康面の問題、精神的な疲弊を回避しましょう。
- 燃え尽きの兆候を察知し、適切な行動を起こせるようになりましょう。
- 瞑想やエクササイズなど自分自身の時間をもつことを従業員に推奨しましょう。
- 業務に関連することだけでなく、個人的な問題にも対応できるカウンセリングのような従業員支援プログラムを作成しましょう。
4. 自律性の尊重
米国心理学会の調査によると、自律性を尊重する環境、つまり自分に合った働き方を選択できる環境で働く従業員は、より高いエンゲージメントを示し、力を発揮できているという感覚を得られ、定着率が高くなる傾向があるとしています。
適切な実践方法:
- 非常に細かく部下を管理するマイクロマネジメントを排除し、信頼をベースとした企業風土を構築しましょう。従業員は自分が評価されていると感じることができればベストを尽くそうという気持ちになります。
- リモートワークかオフィス勤務かを問わず、平等に業務効率化に必要なツールと学習機会を提供しましょう。
- 定期的に1対1の面談を設定し、業務進捗の確認や懸念事項を話し合いましょう。従業員の成功を称賛することもポジティブな影響をもたらします。面談の目的が従業員の管理ではない点を忘れてはいけません。
5. インクルージョンの促進
インクルージョンの促進は従業員の幸福度、パフォーマンス、生産性の向上に寄与するだけでなく、健全な企業風土を構築し、企業のイノベーションと創造性を高めます。健全な企業風土を構築し、企業のイノベーションと創造性を高めます。そして、多様性が高いチームを有する企業に所属する従業員は帰属意識、企業との繋がりを強く実感することができます。帰属意識が高い従業員は平均的な従業員に比べ、約6倍のエンゲージメントを示します。
適切な実践方法:
- 異なる文化を理解し、交流する能力の向上に焦点をあてることで、多様性の高いチームを効果的に管理することができます。
- 教育によって差別は排除できます。トレーニングプログラムを実施し、従業員とマネージャーの双方が潜在的な文化的バイアスを察知できるようになりましょう。
- 差別撤廃のポリシーを定め、懸念事項やトラブルが起きた際の報告手順などを明確にしましょう。
6. コミュニケーションとコラボレーション
従業員間のコミュニケーション、コラボレーションを促進することで、高い従業員満足度を実現することができます。オープンなコミュニケーションはチーム間の信頼、エンゲージメントを構築します。そして、従業員同士のコラボレーションは透明性、生産性、幸福度の高い職場環境を実現し、従業員の定着率を高めます。
適切な実践方法:
- Slack, Trello, Zoomなどのツールを用いたオープンチャネルを活用しましょう。
- 建設的なフィードバックを積極的に受け入れ、アイデアの共有、ディスカッションが気軽にできる企業風土を構築しましょう。
- 部門を跨いだチームワーク、コミュニケーションの向上に焦点を当てたチーム構築に取り組みましょう。
グローバル人材の発掘や雇用は決して容易ではありませんが、優秀なグローバル人材の定着は企業における真の課題といえるでしょう。Globalization Partnersが提供する人工知能(AI)主導型グローバル雇用プラットフォームは、グローバルな人材やチームの求人、雇用、採用、管理などあらゆるプロセスにおけるソリューションを提供し、企業が雇用に費やす労力を減らし、ビジネスの拡大に注力できるよう支援します。