お客様が会社のグローバル拡大を計画している場合、必要になる最も重要な要素の1つは高スキルの従業員で構成されるチームです。ほぼどの国でも、親会社の従業員だけでなく、世界中から来る新入社員にもビザと就労許可が必要になります。ルーマニアも例外ではありません。

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ルーマニアの就労ビザの種類

ルーマニアはEU加盟国なので、就労ビザ・許可証に関する法律は、他のEU諸国と同様です。他のEU諸国民は、ルーマニアでの就労許可証を必要としません。スイスと欧州経済領域（EEA）諸国の国民も同様です。EEA諸国にはノルウェー／アイスランド／リヒテンシュタインが含まれます。

これらの諸国以外から採用する従業員には、就労許可証が必要となります。ルーマニアには、以下のような数種類の外国人向け許可証があります。

ルーマニアの就労ビザ取得要件

ルーマニアでは、外国籍の人は自分で就労許可を申請することができません。雇用主が申請します。

許可証は、ルーマニア国民や他のEU／EEA加盟国以外の国民で、その職務の有資格者にのみ発給されます。それが1つの有資格条件です。採用見込み従業員が以下の要件にかなっていることが、その他の条件となります。

従業員は、長期滞在ビザも申請する必要があります。申請書のほか、以下のような書類も添付します。

外国籍の人がルーマニアで合法的に居住・就労するには、就労許可証と長期滞在ビザが必要です。以下はそれらを取得するための手順です。

雇用主が採用見込み従業員に代わって労働許可証を申請しなければなりません。全ての関係書類を入国管理局（IGI）に提出し、手数料を支払います。
IGIは30日以内に決定を通知するか、確認用の追加情報の提出を求めます。追加確認が必要な場合、手続きが最長で15日ほど延びる場合があります。
IGIの申請許可が下りると、就労許可証が発給されます。
次に従業員は、ルーマニアの外交使節団または領事機関に、長期滞在ビザを申請して取得しなければなりません。就労許可証を取得してから60日以内に申請することができます。

長期滞在ビザで認められた滞在期間を延長したい場合、従業員はIGIに申請できます。ビザ満了期限の少なくとも30日前に申請する必要があります。就労許可証も同時に更新できます。

ルーマニアでは、大抵の就労許可証は最長1年間延長可能です。高度な技能を持つ従業員は、2年間の延長資格があります。

採用した従業員の中には、家族が同行する人もいるでしょう。家族もルーマニアで働きたいのであれば、各自の長期滞在ビザと就労許可証が必要になります。

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