島国のマルタは、駐在員にも国際企業にも人気のある進出地です。 マルタへの進出を検討しておられるのなら、きっと既存従業員グループの転勤や、チームメンバーの新規採用を考えておられることでしょう。 マルタでの営業には利点がありますが、採用する外国人従業員には、適正なビザと許可証の取得が必要です。
マルタでの就労ビザの取得方法を明確に把握していない場合は、開業が遅れるだけでなく、現地法規に違反する場合の手数料も発生するリスクがあります。
マルタの就労ビザの種類
マルタの外国人向けビザは、観光ビザ・ビジネスビザ・医療目的ビザなど多彩です。 就労を目的にマルタに入国する外国人向けのビザとしては、以下の選択肢があります。
- 短期滞在ビザ、またはCビザ:短期滞在ビザはシェンゲンビザの一種であり、外国人がシェンゲン圏内の複数の国に入国できることを意味します。 このビザには、入国回数が1回/2回/数回の3形態があります。 Cビザがあれば、入国回数とは関係なく、3か月までマルタに滞在できます。
- National Long-Stay Visa、またはD Visa: Dビザは、外国人がマルタに3ヶ月以上滞在することを許可します。 外国人従業員が長期間マルタに住んで就労するには、このビザが必要です。 マルタへの留学生もDビザが必要です。
外国人従業員は、長期滞在ビザのほかに就労許可証も必要です。 マルタでは雇用免許証とも呼ばれています。
マルタの就労ビザ取得要件
マルタでビザを取得するために必要なものは通常以下のとおりです。
- 記入済みのビザ申請書
- マルタへの申請者の旅行目的を記載した送り状
- 空白が2ページ以上ある有効なパスポート
- パスポート用の写真2枚
- 申請者がシェンゲン圏全体で有効な旅行医療保険に加入していることを証明するもの
- マルタにある会社との雇用契約書
- マルタ滞在期間中の滞在場所を証明するもの
- 滞在期間中の滞在費を賄える証拠
外国人がマルタで就労するには、雇用免許証も必要です。 マルタの雇用免許証の取得に必要なものは以下のとおりです。
- 記入済みの申請用紙
- 申請者の履歴書
- 既に入国しているのなら申請者のビザの写し
- 申請者の雇用者からの送り状
- パスポート写真1枚
- 申請者の適格性を示す参考・証拠書類
- 健康診断書
- 補職のため会社が資格あるマルタ人の求人活動を行ったことを示す欠員報告書
申請手続き
マルタへの渡航者は、居住国のマルタ大使館か領事館に出向き、全てのビザ要件を説明した最新の一覧を入手してください。 それからビザ申請書を作成し、関連書類を添付して、領事館員に提出します。
雇用主には、外国人労働者に代わって雇用許可を申請する責任があるため、その間に手続きを進めるべきです。 雇用主は、関係書類をマルタの雇用訓練法人に提出し、手数料を支払います。
申請が両方とも通ると、従業員はマルタに渡航して就労できます。
その他の重要事項
マルタは欧州連合(EU)の加盟国です。 したがって、他のEU諸国の国民は、ビザがなくても自由にマルタに入国できます。 また、雇用免許証要件も適用されません。 ただし、入国後3か月以内に、滞在場所をマルタの市民権移民省に登録する必要があります。
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